近年ではIT技術の発展やDXの推進など、ITスキルを保有している人材の育成が急務とされています。
企業がビジネスを維持していくためにも、ITインフラを整備し直すことは重要であり、インフラエンジニアの需要は高まっています。
当記事では、インフラエンジニアがきつい・やばい・つらい・やめとけと言われる理由や、インフラエンジニアになるメリット、インフラエンジニアに向いている人についてわかりやすく解説します。
インフラエンジニアがきつい・やばい・つらい・やめとけと言われる理由
インフラエンジニアがきつい・やばい・つらい・やめとけと言われる理由を詳しく解説して!!
ここでは、インフラエンジニアがきつい・やばい・つらい・やめとけと言われる理由について詳しく紹介します。
人間関係がきつい・つらい
インフラエンジニアの仕事は一人で進めることはほとんどないでしょう。
ITインフラの開発のプロジェクトでは、ウォータフォール型の場合、要件定義・設計・開発(構築)・テスト・運用・保守といった順番で工程が進んでいきます。
そのため、工程ごとに関わるメンバーが変わることもあり、人間関係を築き上げることにきつい・つらいと感じる人もいるかもしれません。
また、クライアントや協力会社、下請け会社、別部署など、さまざまな方とやり取りをする機会もあるので、コミュニケーション力が求められます。
私は新卒で配属された部署がクレジットカードシステムのサーバー構築を行うところでした。
違う部署のアプリケーションエンジニアの方とやり取りする際に、境界線が明確になっていなかったため、揉めた経験があります!
IT技術のトレンドの移り変わりが激しい
IT技術のトレンドの移り変わりは激しく、新しい技術がすぐに古くなってしまうことも少なくありません。
そのため、常に勉強をし続ける姿勢を持っていないと、使えない人材になってしまう恐れがあります。
しかし、インフラエンジニアは、サーバーやネットワークなどのIT基盤の部分を担当するため、他のIT職種と比べると、ITに関する基盤となる知識をきちんと身に付けていれば簡単に仕事がなくなるということは少ないでしょう。
ただし、AWSたAzureといったクラウド技術や、セキュリティ技術などが今の時代には必要とされており、これらの技術を習得している人と習得していない人では大きな差があるといっても過言ではありません。
想定外のトラブルが生じることもある
インフラエンジニアに限ったことではありませんが、システム設計・開発や運用・保守を担当する方は、突然のトラブルに見舞われることは少なくありません。
その場合、素早く対応しなければ、クライアントの経営に大きな損失をもたらす可能性もあります。
そのため、想定外のトラブルが生じたときに、急な呼び出しを食らうこともあり、きつい・つらいと感じる方も少なくないでしょう。
私の担当したシステムでは、異常が発生するとアラームが流れる仕組みになっています。
緊急で一番早く現場に駆け付けられる人が対応するルールを定めており、オフィスの近くには住まないようにしたほうが良いという暗黙の了解がありました!
人手不足なため長時間労働(残業)の可能性がある
近年では、少子高齢化やIT人材の需要増加の影響があり、システムエンジニアは人手不足に悩まれている企業は少なくありません。
インフラエンジニアは、ゲーム開発やアプリ開発とは違った部分を担うので、特に人手不足なことが多いです。
そのため、業務量が多く、長時間労働(残業)を強いられる可能性もあり、きつい・つらいと言われることがあります。
私のいたプロジェクトは人手不足な現場で、いくらでも仕事はあるので、優先順位を決めて作業し、納期の関係で本来すべき業務なのに、やらないという選択を取ることもありました。
夜勤や休日出勤が多い
人手不足や急なトラブルの影響もあり、夜勤や休日出勤を行う機会が多いのも、インフラエンジニアがきつい・やばい・つらい・やめとけと言われる理由の一つです。
ITインフラがきちんと稼働していなければ、システムはストップしてしまい、仕事ができなくなったり、売上に影響が出たりする恐れがあります。
そのため、夜勤や休日にシフトが入れられて、生活リズムが乱れてしまうこともあります。
インフラエンジニアになるメリット
インフラエンジニアになるメリットは何なんだろう?
ここでは、インフラエンジニアになるメリットについて詳しく紹介します。
市場価値の高いスキルを身に付けられる
インフラエンジニアは人手不足であり、きちんと知識を習得し、業務経験を増やしていけば、市場価値の高い人材を目指すことができます。
サーバーやネットワーク、データベース、セキュリティといった知識・スキルはIT業界ではもちろんのこと、他の業界でも必要とされています。
そのため、将来的にキャリアアップのために、部署異動や転職を考えている場合、インフラエンジニアとしての経験は大きく有利に働くでしょう。
インフラエンジニアとしての経験は他の職種でも活きます!
例えば、Webライターの仕事では、OSやデータベースの技術を扱う機会もあり、役に立っています。
実力主義で学歴に左右されない
ITエンジニアの業界は実力主義であることが多いです。
もちろん、学歴が高いほうが大企業・有名企業に入りやすいということはあるかもしれません。
しかし、金融業界や不動産業界などのように、学歴のために職に就けないということはまずありません。
また、未経験からでもインフラエンジニアとして経験をしっかり積めば、後から優良企業や有名企業に転職することも十分に可能です。
私のいた会社では、おそらく学歴フィルターはありました。
MARCHと呼ばれる大学群以上、もしくは何かIT経験がある場合でないと新卒ではもしかしたら入ることができません。
しかし、中途採用や他のIT系のベンチャー企業などでは、スキルを重視しており、きちんとした経験があれば歓迎されて入社することができます!
高年収・安定収入が期待できる
インフラエンジニアの人材は希少価値が高く、高年収が期待できます。
また、ITインフラは電気・ガス・水道などと同じように今の時代においてなくてはならないものです。
そのため、仕事がすぐになくなることはなく、安定した収入を得ることができます。
インフラエンジニアに向いている人
インフラエンジニアに向いている人が知りたい!
ここでは、インフラエンジニアに向いている人について詳しく紹介します。
責任感が強い人
インフラエンジニアの仕事でミスをしてしまうと、システムエラーを起こし、ユーザーや顧客の仕事・プライベートに影響を与える可能性があります。
そのため、責任感をもって仕事ができる人だと、大きな仕事を任せてもらえるでしょう。
インフラエンジニアで責任感の強い人は、周囲から信頼され、やりがいを持って仕事に取り組むことができます!
しかし、責任感が強いあまり、膨大な業務量になることもあるので、自己コントロール力も要求されます。
細かな作業を好む人
インフラエンジニアは、同様の仕事を行うこともあります。
例えば、運用・保守担当者は、ルーティーン業務になることも多いです。
しかし、そのルーティーン業務でミスをすると、大きなトラブルにつながる可能性もあります。
また、テスト担当者も細かいミスを見つけることができるかで、後のシステムがリリースされてからのエラーを防げるかが決まってきます。
このように、細かいところまで目が届き、ルーティーン作業でも集中力を持って取り組める人であれば、優秀なインフラエンジニアになることが可能です。
インフラエンジニアの仕事はさまざまでプロジェクトマネージャーの仕事になると、細かい部分よりプロジェクト全体を見回す能力が必要になります。
しかし、運用・保守担当者やテスト担当者は、きちんと業務をこなしたり、細かなミスを見つけたりできれば、周囲から信頼を得ることができます!
サーバーやネットワーク機器を操作するのが好きな人
インフラエンジニアは、アプリケーションエンジニアのように、プログラミングを行う機会は少ないかもしれません。
その代わりに、サーバーやネットワークを操作する機会は多いです。
サーバーエンジニアは、コマンドを使用してサーバーを構築します。
また、ネットワークエンジニアは、ネットワーク機器を操作する機会もあります。
このようなパソコンの中身をいじってみるような操作をすることに興味・関心のある方は。インフラエンジニアに向いているかもしれません。
インフラエンジニアの適性があるかを理解して自分にあった職を選ぼう!
インフラエンジニアは、人間関係・残業時間・休日出勤・急なトラブルなどから、きつい・やばい・つらい・やめとけと言われることがあります。
しかし、その分やりがいもある仕事であり、高年収や安定収入が期待でき、市場価値の高い人材になることが可能です。
インフラエンジニアには適正もあるので、それを理解したうえで自分にあった職選びを行いましょう。
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