一般的な会社員であれば、年末調整を受けることで、確定申告は不要になります。
しかし、副業を行っている会社員や、個人事業主・フリーランスの方、年末調整の対象外の方は、確定申告を行う必要があります。
確定申告は大変・難しい・面倒といった言葉を耳にしますが、きちんと収入や経費を管理していれば、慌てずに申告をおこなうことが可能です。
当記事では、確定申告の経験者である私が、確定申告を行ううえで大切なことについて紹介したいと思います。
確定申告が大変・難しい・面倒と言われる理由
確定申告は大変・難しい・面倒といわれることは少なくありません。
その理由は、税金の知識がないためです。
「給与の手取りを説明できない」「住民税や所得税の税率がわからない」「収入・所得・控除それぞれの意味がわからない」といった人は多いのではないのでしょうか。
それでは、会社員として働くうえで損していると思います。
例えば、控除の種類がわかっていれば、ふるさと納税や確定拠出型年金により、会社員でも節税を行うことが可能です。
しかし、年末調整という仕組みに任せてラクをしてしまい、本来知るべきことを疎かにしてしまっている人が少なくありません。
確定申告は確かに自分で手続きをするため、手間がかかり、大変・難しい・面倒と感じることもあります。
しかし、その経験があって、今は税金を搾取されすぎないように、上手く働けていると感じます。
確定申告では日々の帳簿付けと控除に関する知識が大切!
確定申告を初めて行ったときは、私も「大変」「難しい」「面倒」と思いました。
その理由には、雑所得(人によっては事業所得や不動産所得など)を計算するときに、経費を算出しなければならないためです。
私は領収書の管理はきちんと行っていましたが、年末になるまで領収書をエクセルやGoogleスプレッドシートなどに転記していなかったため、年末から年初にかけてが大変でした。
なお、今では私は下記のように、収入や経費、控除などを管理しています。
収入と経費を計算できれば、国税庁の提供している「確定申告作成コーナー」で簡単に確定申告書を作成することができました。
また、もう一つ「難しい」と感じた点は、控除の申告です。
節税をしたいと考えている方は、控除の知識を身に付けることが重要といえます。
たとえば、ふるさと納税を行ったら「寄付金控除」、医療費が一定を超えたら「医療費控除」、確定拠出年金を利用していれば「小規模企業共済等掛金控除」といった控除を申請することができます。
控除には、さまざまな種類があり、それぞれ要件や計算方法が異なります。
また、控除によっては、控除証明書を確定申告書に添付する必要があるため、きちんと管理しなければなりません。
このように、控除の知識があると、スムーズに確定申告の手続きを進めることができます。
確定申告をするならFP3級の勉強をしよう!
確定申告をする場合、簡単な副業を行っているのであれば、そこまで知識はいりません。
税理士が配信しているYoutubeなどを参考にすれば、スムーズに確定申告を行うことができるでしょう。
しかし、フリーランスを始めたばかりの方や、今年が初めての確定申告の方など、確定申告に不安のある方は、FP3級を勉強してみましょう。
所得の算出方法や、控除額の計算方法など、税金に関わる土台となる知識を身に付けることができます。
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