マークアップエンジニアとは、HTMLやCSSのコーディングを行い、Webサイトの制作に携わる職業のことを指します。
マークアップエンジニアは、フロントエンドエンジニアやコーダーと間違われやすい職種でありますが、Web開発の高度化にともないマークアップエンジニアの需要は増加しています。
当記事では、マークアップエンジニアの仕事内容・年収・将来性・必要なスキルについて徹底解説します。
未経験からマークアップエンジニアを目指している方や、マークアップエンジニアの知識を深めたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
マークアップエンジニアとは?
マークアップエンジニアとは?どのような仕事内容?
マークアップエンジニアとは、Webサイトの制作に携わる職種の1つです。
ここでは、マークアップエンジニアの具体的な仕事内容や年収について詳しく紹介します。
また、マークアップエンジニアとフロントエンドエンジニア、コーダーの違いについても解説します。
Webライターの仕事内容によっては、マークアップエンジニアと呼ぶこともできるかもしれません!
マークアップエンジニアの仕事内容
マークアップエンジニアは、Webデザイナーが設計したデザインをもとに、「レイアウト」「装飾」「画像の挿入」といったコーディングの業務を行います。
また、HTML・CSS・JavaScriptといったマークアップ言語と呼ばれるプログラミング言語を利用して、ユーザビリティーやアクセシビリティに配慮したWebサイトを作成することもあります。
マークアップエンジニアは、Webサイト制作の開発工程において、Webサイト制作におけるフロントエンド側の最後の工程を担当する重要な仕事です。
なお、フロントエンドとは、WebサイトやWebアプリケーションなどにおいて直接ユーザーの目に触れる部分のことを指します。
さらに、「Google」「Yahoo」などの検索エンジンに評価されるように、「SEO」と呼ばれる部分にも注意を払ってコーディングを行うことも大切です。
SEOを勉強したい方は、「沈黙のWebライティング」という本がおすすめです。また、YouTuberで有名な「マナブさん」の記事でも紹介されています!
以上のように、マークアップエンジニアは、ユーザーが求めていることを把握することや、検索エンジンからも価値のある情報であると思わせるようなWebサイトを提供できるように業務を行うことが大切だといえます。
フロントエンドエンジニアやコーダーとの違い
マークアップエンジニアと似ている職種として、「フロントエンドエンジニア」と「コーダー」があります。
しかし、「マークアップエンジニア」「フロントエンドエンジニア」のように名称が違ったとしても、企業によっては、同様な業務を行っていることも多いです。
ここでは、フロントエンドエンジニアとコーダーの仕事内容について詳しく紹介します。
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアは、マークアップエンジニアと同様に、HTML・CSS・JavaScriptに関する高度な知識やスキルをもっています。
また、Webサイト制作後、他の作業者が修正などの保守作業を行う際にも使いやすい「Web標準」や「アクセシビリティ」に基づいたコーディングスキルを有しているのも特徴です。
さらに、フロントエンドエンジニアは「JavaScript」による高度なプログラミングスキルも兼ね備えています。
JavaScriptは、スマホの急激な普及にともない、Web業界では当たり前のスキルともいえます。
また、PCサイトだけでなく、スマホやタブレットなど他のデバイスにも対応したWebサイトを制作したい場合には、フロントエンドエンジニアのスキルは非常に重宝されます。
コーダー
コーダーとは、HTML・CSSを用いて、コーディングを行うのが主な仕事です。そのため、HTMLコーダーやWebコーダーと呼ばれることもあります。
コーダーは、クライアントやWebデザイナーの指示通りに業務を行うが多い傾向にあります。
一方、マークアップエンジニアは、ユーザビリティなどの観点からWebデザイナーや顧客に対してよりよい提案をすることができる知識やスキルが求められます。
マークアップエンジニアの年収・将来性・必要なスキル
ではここからは、マークアップエンジニアの需要やキャリアプランについて説明しましょう。
マークアップエンジニアの需要
マークアップエンジニアは、現状では需要が高い傾向にあります。
なお、転職サイトのマイナビエージェントの調査によると、マークアップエンジニアやフロントエンドエンジニアの平均年収は385万円程度です。(※1)
しかし、数十年後には、担当している業務の大部分がAIによりなくなってしまう可能性があるという予測もされています。
マークアップエンジニアとして今後も生き残っていくためには、常に新しい知識やスキルを磨いていくことが重要です。
現在では「CMS」と呼ばれるスキルが求められています。CMSとは、簡単に説明すると、HTML・CSSなどのWebの専門知識がないような方でも、ホームページの作成ができるツールのことです。
このブログを運用するにあたっては「WordPress」と呼ばれる「CMS」を利用しています!
※1 マークアップエンジニア・フロントエンドエンジニア|マイナビエージェント
https://mynavi-agent.jp/helpful/income/category/creative_05.html
マークアップエンジニアのキャリアプラン
ここでは、今後のキャリアプランについて詳しく紹介します。
フロントエンドエンジニアを目指す
JavaScriptの技術を習得すれば、フロントエンジニアの職種を目指すことができます。
また、Java・Python・Rubyなど、他のプログラミング言語を習得すれば、システムエンジニアなどの他のエンジニアに転職していくことも可能です。
1つのプログラミング言語をきちんと習得すること大切です。英語を覚えると他の言語を覚えるスピードが速くなるのと同じ原理といえます!
マネジメント職を目指す
マークアップエンジニアは、Webデザイナーやクライアントとのやり取りなどディレクターのような役割も求められます。
そのため、「Webディレクター」「プロデューサー」にキャリアアップするといった選択もあります。
また、管理職のようにマネジメントするスキルを身に付ければ、責任は大きくなりますが、年収アップも期待できます。
Webマーケターを目指す
マークアップエンジニアは、Webサイト制作の企画や開発に携わることが多いです。
そのため、ユーザーのニーズの把握に費やす機会も多くあるため、Webマーケターなどのマーケティングの仕事へとキャリアアップすることもできます。
また、IT技術の発展に伴い、インターネットの利用者がますます増加しています。そのため、企業はWebマーケターの人材を重宝する傾向があり、需要は高いといえます。
マークアップエンジニアはスキルの変化への対応が重要!
マークアップエンジニアとは、Web制作に携わる職種であり、Webデザイナーが設計したデザインをもとに、「レイアウト」「装飾」「画像の挿入」といったコーディングの業務を行います。
未経験からマークアップエンジニアになるためには、HTMLやCSSの知識やスキルは当然身に付ける必要があります。
また、「JavaScriptなどの他のプログラミング言語」「SEO」「CMS」などの知識やスキルも身に付けることが今後は重要です。
さらに、Webサイトを制作する際には適切なコミュニケーションスキルも必要とされます!
現在ではマークアップエンジニアの需要は高い傾向にあります。しかし、マークアップエンジニアとして今後も継続して活躍し続けるためには、常に新しい知識やスキルを身に付けていくことが大切です。
時代の変化やユーザー・クライアントが求めていることに対して、適切な提案が行えるように、常にスキルの変化に適応していくことが重要です。
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