「インフラエンジニアってどのような仕事?」
「インフラエンジニアの将来性ってあるのかな?」
以上のような悩みをもっている方は少なくないでしょう。
当記事では、インフラエンジニアの詳細やメリット・デメリット、必要なスキルについて紹介します!
この記事を見ることで「インフラエンジニア」についての理解を網羅的に深めることができるでしょう!
そもそもインフラエンジニアとは?
インフラエンジニアってなに?
SIer企業に入社すると「アプリエンジニア」か「インフラエンジニア」のどちらかに配属される場合が多いです。「ITコンサルタント」や「データサイエンティスト」にも配属される人もいる可能性もあります。
インフラエンジニアは、簡単に説明すると、現代の身の回りので使われているシステムやアプリの基盤部分を作っている職種です!
たとえば、インターネットを通じてWebサイトやYoutubeの動画、Netflixなどを見ることがあると思いますが、その仕組みの基盤を作っているのがインフラエンジニアともいえます!
ここからは、インフラエンジニアの仕事内容について詳しく紹介します!
インフラエンジニアの仕事内容
ではインフラエンジニアの職種のなかには、どんな仕事があるのでしょうか?
ここでは代表的な3つの職種とそれぞれの仕事内容を紹介します!
サーバーエンジニア
サーバーエンジニアは、サーバーに関しての設計・構築から保守・運用まで一連の工程に携わります!
サーバーの具体例を挙げると、WebサーバーやDBサーバー、メールサーバーが代表例です。
近年、クラウドサービスが発展してきており、物理サーバーの必要性が減少しています!
クラウドとは、インターネットを利用してアプリケーションやデータベースなどのサービスを提供できるサービスの総称を指します!
たとえば、よく使うことがある「Gmail」や「オンラインゲーム」などもクラウドサービスのひとつでしょう!
私は新卒1年目のとき、各サーバーに、バックアップソフトウェア「NetVault」、セキュリティソフトウェア「SEP」、改ざん検知ソフトウェア「Tripwire」をインストール作業をおこないました!
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、データの送受信がきちんとおこなうことができる基盤を作る業務をおこないます!
たとえば、ネットワークの経路を設計し、ルーターやスイッチなどの機器の設置を担います!
ネットワークについてもトラブルは発生します。不具合原因について切り分けをおこない、迅速な障害対応が求められるでしょう!
クラウドエンジニア
クラウドエンジニアは、クラウド技術を利用してシステムを設計・構築・運用をおこないます!
クラウドエンジニアのなかでも代表的なのが「AWSエンジニア」です!
AWSエンジニアは、クラウド技術が普及しはじめたことから、「AWS」を用いて、設計・構築・運用をおこないます。
そもそもAWSってなに?
AWSとは、「Amazon Web Services 」の略語であり、Amazon社が提供しているクラウドサービスを指します!
AWSエンジニアは非常に需要の高い職種として注目され始めています。AWSのスキルをもっている人材はインフラエンジニアのなかでも特に重宝されるでしょう!
インフラエンジニアとしてキャリアを描いていくのであれば最先端であるクラウドエンジニアはおすすめです!
私が最初に配属されたかった部署でもあります!
インフラエンジニアのメリットとデメリット
インフラエンジニアのメリットとデメリットが知りたい!
これまでにインフラエンジニアの詳細について解説しました。ここからはインフラエンジニアのメリット・デメリットについて紹介します!
3つのメリット
ここでは、インフラエンジニアの職業における3つのメリットを紹介します!
ここでは代表的な3つの職種とそれぞれの仕事内容を紹介します!
1.キャリアプランが充実!
2.IT業界でも高収入が期待できる!
3.安定した仕事!
キャリアプランが充実!
インフラエンジニアにはどのようなキャリアプランがあるでしょうか?
大きくわけて「プロジェクトマネージャー」と「ITアーキテクト」の2つのポジションがあります!
プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの目的を達成できるよう管理していくスキルが求められます。また、プロジェクトの品質やコスト、スケジュールに大きな責任をもっています!
そのため、責任をともなうことからプロジェクトマネージャーになる人が不足しているのが現状です!
ITアーキテクトは、システムに関する深い知識や技術と、ビジネスに関する知識もある程度要求されます。1つの専門領域の知識や技術だけでなく、領域を超えて、横断するような知識が必要です。
そのため、技術を磨いてきた人に適するキャリアプランといえるでしょう!
他にもインフラエンジニアからアプリエンジニアへ転職をしたり、ITコンサルタントやデータサイエンティストを目指したりする方もいます!
IT業界でも高収入が期待できる!
「dodaエージェントサービス」のデータから算出した「インフラエンジニア」の平均年収はおよそ460万程度となっています。(引用元:平均年収ランキング)
技術系(IT/通信) 全体の平均年収は452万となっており、インフラエンジニアはIT業界の中でも高水準の平均年収であるといえます!
「プロジェクトマネージャー」や「ITアーキテクト」のポジションにつくと、平均年収は600万を超えるでしょう!
私は独立系大手SIer会社に所属していますが、新卒1年目で400~500万程度でした!
安定した仕事!
システムの基盤を作成するインフラエンジニアの仕事がすぐになくなることありません!
「インフラ」と名があるように、近年の情報社会ではインターネットなしでは社会が成り立たないほどITインフラは当たりまえの存在となっています。
もし企業が倒産したとしても、インフラエンジニアとしてのスキルを身に付けることができていれば、IT業界全体が人手不足ということもあり、需要はたくさんあります!
そのため、転職やフリーランスとして独立することも可能でしょう!
2つのデメリット
ここでは、インフラエンジニアの職業の2つのデメメリットを紹介しましょう!
夜勤や休日出勤が多い
インフラエンジニアは夜勤や休日出勤が多い仕事でもあります!
サーバーやネットワークは、私たちの身の回りの生活において必要不可欠なものです。
仕事の際に、「サーバーが落ちた!」「ネットワークがつながらない…」ような出来事はよくあります。サーバーやネットワークは常に正常に動いている状態でなければなりません!
インフラエンジニアは、顧客がシステムを使っている時間帯である平日たや日中に作業ができない場合も多いです。
そのため、システムが稼働していない深夜や休日に作業をする場合があるため、夜勤や休日出勤が発生する点がデメリットといえるでしょう!
夜勤によって生活リズムが崩れてしまい、健康を害する可能性もあります。
トラブル対応が大変
サーバーやネットワークにおけるトラブルは、いつ発生するかというのはある程度しか予測することができません!
そのため24時間365日稼働しているシステムでしたら、常に監視をおこなうことで、いつでもトラブル対応できるような体制を用意しています!
「トラブルがいつ発生するかわからない」という状況は、いつ呼び出しがかかるかわからないともいえます!
したがって、夜間や休日などに急に呼び出しがかかる可能性もあるため、「キツイ」といわれることもあります。言い換えると「やりがい」や「社会貢献」を感じられる仕事ともいえるでしょう!
夜勤手当や休日出勤手当が出るためお金を稼ぐことはできます!
そのため、デメリットだけとはいえません!
インフラエンジニアになるために必要な3つのスキル
インフラエンジニアになるために必要なスキルってなんだろう…
これまでにインフラエンジニアの詳細やメリット・デメリットについて解説しました。ここからはインフラエンジニアになるために必要な3つのスキルについて紹介します!
サーバーとネットワークなどのインフラの知識や技術
インフラエンジニアになるには、サーバーとネットワークに関する基礎的な知識とスキルが必要です!
インフラエンジニアとして欠かせないのが「Linux」に関する知識や操作技術です。インフラエンジニアの登竜門ともいえるような技術です!
さらに、インフラシステム開発に作業工程の知識や経験、システムに不具合が発生したときの障害対応スキルなどがあると重宝される人材になることができるでしょう!
インフラエンジニアもプログラミングスキルが必要
近年、インフラエンジニアもプログラミングスキルが要求される場面が増加しています!
インフラエンジニアの業務効率を上げる仕組みとして、プログラミング言語でコード化をおこなうことで、業務を自動で実行する仕組みが徐々に導入され始めています!
このツールのことをインフラ構成管理ツール(IaC)といい注目を集めています!
したがって、インフラエンジニアは、プログラミングに関する知識も今後は必要となるでしょう!
単体テストをおこなう際にテスト自動化ツールを利用した経験もあります!
今後はさらに自動化ツールがさまざまな場面で要求されるでしょう!
コミュニケーション能力
インフラエンジニアにはコミュニケーション能力も求められます!
インフラエンジニアは一人で仕事を進めていくことができません。そのため、チームや組織でプロジェクト案件を進めていくことが一般的でしょう!
チームや組織間で認識齟齬などを起こさないような適切なコミュニケーションが要求されます。
また、コミュニケーション力があると、仕事がスムーズに進められることも多く、企業から重宝されるでしょう!
インフラエンジニアはチーム作業が苦手な方には向いていない職業ともいえるかもしれません!
インフラエンジニアは市場価値が高い!
インフラエンジニアには「キツイ」はといわれるような側面もありますが、それを超える「やりがい」や「社会貢献性」という魅力がある職業です!
IT業界は全体として人材不足が深刻化しています。そのなかでもインフラエンジニアは希少性が高く、スキルを磨いていけば、市場価値が高いエンジニアになることができるでしょう!
もちろんエンジニアということで技術的なスキルは今後必要となりますが、「未経験者」や「文系出身者」からも興味さえあれば、インフラエンジニアは採用されやすいことが多い職業です!
インフラエンジニアの仕事は、IT技術の急激な発展によって、今後も需要はさらに拡大していくと予測されるため、将来性も高いといえるでしょう!
もしインフラエンジニアの仕事に興味をもたれた方は、ぜひ目指してみることをおすすめします!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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